最后的奇迹
萩原朔太郎
我日益敏锐起来
我的手化为黄铜
我的脚被雪湮没
我的头发化为钢铁
我的指尖化为榔头
我的身躯胀起如吞噬青蛙的蛇
那里因剧痛翻滚言说着痛苦
我真实地从我糜烂的母体中
绽放出樱树的花朵
从我腐败的灵魂中
生育出镭制的月亮
我枯萎
我憔悴
啊——我的足声步步向墓冢逼近
看呐,我正咬紧牙齿嘎吱嘎吱竭尽全力
为可怕的最后的奇迹祈祷。
(小学馆 《萩原朔太郎诗集·遗珠》)
(维生 译)
附原文:
最後の奇蹟
萩原朔太郎
をれは日ましにするどくなつてくる
をれの手はしんちうになり
をれの足はゆきにうずもれ
おれの髪の毛ははがねになり
おれのゆびさきは錐になつてしまつた
おれの胴體はふくらみあがつた
そこらをのたうちまわつてくるしがる
おれはしんじつおれのただれた母體から
さくらの花をさかせてみせる
おれのくさつたたましひから
らじうむの月を生んでみせる
をれはしなびる
おれはやつれる
ああおれの足音はだんだんと墓場に近づいてくる
みろ、おれは歯をくひしねながらきりきりいつしよけんめいで
おそろしい最後の奇蹟を祈つてゐるのだ。
(小学館 『萩原朔太郎詩集. 遺珠』)